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サウジ皇太子に「暗殺指示」疑惑 記者不明事件報道過熱「生きたまま体切断…殺害時間は7分」「容疑者が事故死」 (1/2ページ)

 サウジアラビア人記者、ジャマル・カショギ氏がトルコにあるサウジ総領事館を訪問後、行方不明になった事件で、欧米メディアはムハンマド・ビン・サルマン皇太子(33)が直接、殺害を指示したとの疑いを強めている。カショギ氏は尋問もなく生きたまま体を切断され、「殺害に要した時間は7分」とトルコメディアは報じた。実行犯が「交通事故死」を遂げたとの報道もある。

 トランプ米大統領は18日、カショギ氏が死亡した可能性が高いとした上で、サウジ政府の関与が明らかになった場合には「非常に厳しい」措置を取ると述べた。

 米ABCニュースは、ポンペオ国務長官が殺害の様子を録音したという音声記録の内容を確認したと報じた。国務省は否定しているという。

 音声記録の内容から、カショギ氏は尋問もなく約7分で殺害されたとみられ、尋問途中に死亡したというサウジ当局の見解と大きく食い違う。

 米紙ニューヨーク・タイムズは、米情報機関が、まだ皇太子の関与を示す直接の証拠をつかんでいないとしたうえで、皇太子の警護部隊のメンバーが現場で確認されたことや、通信傍受したサウジ当局者の会話などから皇太子の関与について状況証拠が増えつつあると報じた。

 トルコ当局が特定したとする容疑者15人のうち、少なくとも9人がサウジの治安部隊や軍、省庁で働いていたことを確認したという。うち1人は、皇太子の今年の訪米に同行した様子が撮影されていた。3人は皇太子の警護部隊とつながりがあり、1人はサウジ内務省に所属する法医学者だとしている。

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