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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】9条あっても竹島奪われ… 拉致問題の解決よりも「平和憲法の神話」を守りたい護憲派の“偽善者”たち (2/2ページ)

 「平和憲法の神話」はとっくの昔に崩壊している。憲法施行後の1952年、島根県・竹島が不法占拠された際、韓国は日本の漁船を機関銃で襲撃し、船員の身柄を拘束して多くの死傷者が出た。彼らは日本が「戦争をできない国」だから生じた犠牲者である。護憲派が信奉する「平和憲法」が、日本の平和を全く守らないことは、この事件で立証済みだ。

 そもそも、多くの日本人が「平和主義」として語る話は、「何が起きても戦争してはならない」という内容である。

 私がTBS系情報番組「サンデーモーニング」のレギュラーだった時代、イラク軍がクウェートを侵略した(1990年)。番組に出演した瀬戸内寂聴氏は「クウェート人は我慢すればいい」と言い放った。これは英語だと「パシフィズム(Pacifism)」であり、正しい和訳は「不戦主義」である。

 私が考える「平和主義」は、「平和を守るには、時として戦争もやむを得ない」というものだ。感情論ではなく、理性的な反論であれば大歓迎である。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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