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今度はJAL… 止まらぬパイロット飲酒不祥事 ワイン2本、瓶ビール2本、缶ビール2本…社内検査はすり抜け (1/2ページ)

 パイロットの飲酒トラブルが相次いでいる。ロンドン発羽田行き日本航空44便に乗務予定だった男性副操縦士(42)が、呼気から英国の運輸関係法令の基準値を超えるアルコールが検出されたとして英警察当局に逮捕された。全日本空輸でもグループ会社の40代男性機長が飲酒で乗務できない不祥事が起きたばかり。乗客の命を預かる立場だけに事態は重大だ。

 日航の副操縦士は1日、ロンドンの治安裁判所に出廷、有罪を認めた。29日にロンドンの刑事法院が副操縦士への量刑言い渡しを行う予定。

 石井啓一国土交通相は2日、「諸外国の基準を踏まえ、飲酒の基準の強化を図る」と発言。アルコール検査義務化や基準値の新設を検討する。日航は「国と連携を取りながら、当社規則の見直しを進めたい」とした。

 副操縦士は出発の約20時間前まで宿泊先のホテルで、ワイン2本や瓶ビール2本、缶ビール2本を飲んだと説明した。

 「飲酒が禁じられていたのは出発の12時間前だというが、いくら何でも飲み過ぎだ。仲間内で飲んでいたのなら、誰か『飲み過ぎだ』と止められたはずだ」と指摘するのは航空評論家の秀島一生氏。秀島氏が日本航空国際線チーフパーサーなどとして勤務していた当時は、飲酒が認められている時間内でも、フライトの前日は3、4人でワインボトルを1本飲む程度に控えていたという。

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