記事詳細

ナメたら危険! ナメクジ「食べた」豪の男性、寄生虫感染し死亡 日本でも感染事例

 軽はずみな行動が命取りになった。オーストラリアで8年前にふざけてナメクジを食べたところ、寄生虫が原因で昏睡(こんすい)状態に陥り、体にまひが残った20代の男性が2日に死亡した。日本でも感染事例があるから要注意だ。

 米CNNなどによると、当時19歳だったサム・バラードさんは2010年、友人宅の中庭でワインなどを飲みながら談笑していた。そこに現れた1匹のナメクジを「食べてみるか」と話し飲み込んでしまったという。

 数日後、バラードさんは脚に激しい痛みを訴え、病院でナメクジの寄生虫「広東住血線虫」が原因だと診断された。数日後に寄生虫は脳に感染し、バラードさんは髄膜炎を発症。約420日間昏睡状態となった。

 意識を回復した後も、体がまひして自力で食べることも動くこともほとんどできず、車椅子で24時間介護の生活が続いたという。

 愛知衛生研究所のホームページによると、「広東住血線虫」は、カタツムリやナメクジを中間宿主とする。人間の体内に幼虫が入り込むと、脊髄や脳などの中枢神経系に集まり、激しい頭痛、発熱、顔面まひなどの症状が2週間ほどの潜伏期を経て発症する。

 日本国内でも沖縄県の米軍嘉手納飛行場内に住む米国人の少女=当時(7)=が00年6月、国内で初めて広東住血線虫症の感染で死亡するなど、感染例も多い。

 同研究所では生野菜にナメクジが付いていることもあるので、食べる際にはよく洗うか火を通した方が安全だと呼びかけている。子供がナメクジやカタツムリを触った後で食事をする際にもしっかり手を洗わせるように気を付けたい。

関連ニュース