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【瓦解!習近平の夢】恐怖!!中国「臓器移植」の闇 待機平均2週間、早ければ数時間も… (1/3ページ)

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 中国は「臓器移植大国」と呼ばれ、毎年膨大な数の手術が行われている。日本や欧米では、ドナーが現れるまで何年も待つ必要があるが、中国では短期間で見つかるというのだ。中国政府はかつて、処刑された死刑囚からの臓器移植を認めていたが、気になる「臓器の供給源」はどこなのか。ノンフィクション作家の河添恵子氏は連載「瓦解! 習近平の夢」の第4回で、国際的関心事といえる「中国臓器移植の闇」に迫った。

 中国の医療現場で、政府の公式発表では約1万件だが、海外の調査では年間10万件近い臓器移植手術が行われていると推定されており、世界が“注視”している。米国に本部がある独立組織によると、日本が資金援助をする病院を含む、中国の865カ所の病院に、約9500人の移植医師がいて、認定移植センターは政府当局からの多額の資金投入もあるという。

 中国の移植手術の分岐点は2000年にさかのぼる。中国政府が臓器移植手術を「未来の新興産業」と国家戦略の優先事項に位置づけ、衛生部、科学技術部、教育部、軍などが移植技術の研究開発、人材養成、産業化のために投資を始めた。

 同年の臓器移植手術件数はいきなり前年の10倍に跳ね上がり、05年には5年前の3倍に増加したという。わずか数年の間に“大規模事業”となっていったのだ。

 米国には、ドナー登録者が約1億2000万人いるが、手術までの平均待機は2~3年とされる。一方、中国において待機は2週間、早ければ数時間で移植手術が可能となっている。ドナー提供を待つ国内外の患者にとっては、夢のような話ではある。

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