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「ストローだけが悪いのか!!」国産業者が悲痛な叫びも…プラごみ規制本格化 レジ袋メーカー「国内供給維持へ配慮必要」 (1/2ページ)

 海洋汚染につながるプラスチックごみ削減の論議が進む中、「悪者」にされたストローやレジ袋の産地や業者が困惑している。プラごみ規制は世界的な潮流だが、規制の効果を検証する科学的な手続きを踏むべきで、拙速だとの声もある。

 論議沸騰のきっかけは2015年に投稿されたネット動画だった。ウミガメの鼻に刺さったストロー。ペンチで引き抜くと長さ10センチ以上あり、血を流して苦しむ痛々しい様子が反響を呼んだ。

 こうした情緒的なきっかけで、世界的にプラ製ストローの使用を控える動きが拡大。日本でもスターバックスコーヒージャパンが2020年の中ごろまでにはプラスチック製の使い捨てストローを廃止する方針を打ち出した。ロイヤルホストも19年春から順次、ガストなどを運営するすかいらーくホールディングスも20年までに廃止の方向だ。

 しかし国産ストロー発祥の地、岡山県浅口市の栗山康彦市長は「身近なストローがプラごみの象徴として排除されようとしている」と感じる。

 浅口市は麦わら帽子作りの余った茎で明治時代にストロー製造を始め、プラ製でも国内生産の過半数を占める「ストローのまち」だ。

 最大手のシバセ工業の磯田拓也社長は「使い捨てで衛生的なためニーズはあるが、プラ製品に占める量は非常に少ない」と話す。栗山市長も「悪いのは不法投棄で、マナーの問題ではないか」と規制の効果を疑問視した。

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