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【高橋洋一 日本の解き方】「大阪万博」誘致の効果と勝算…成功すれば経済効果2兆円! IRも有力で再開発に弾み (2/2ページ)

 これまでの万博誘致コストは、国、大阪府・市、民間団体合わせても30億円程度で、開催された場合の経済効果は2兆円といわれている。これまで夢洲などに投じた数千億円を生かせる可能性を考えれば正当化できる金額だろう。

 しかも、この選択の半分は成功している。IR推進法は16年12月、IR実施法も18年7月にすでに成立している。松井府知事が代表を務める日本維新の会は、これらの法律の制定化に大きな貢献をしており、大阪・夢洲がIR地区に指定されるのはほぼ確実な情勢だ。IRはカジノと同一視されるが、カジノはIR施設の3%に過ぎず、それ以外の施設の比率が大きい。

 ここで万博誘致が決まれば、夢洲の再開発に弾みがつくのは間違いない。

 夢洲までの交通アクセスとして、地下鉄を延伸する案が浮上している。これが開通すれば、夢洲内の新駅と大阪駅が約30分で結ばれることになる。

 25年の万博には、大阪のほか、アゼルバイジャンのバクーとロシアのエカテリンブルクが立候補している。フランスのパリが立候補から離脱したのは大阪にとって好ましく、結果的に欧州諸国は日本に好意的といわれるが、三つどもえの戦いで、予断を許さない。誘致成功を期待したい。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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