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【喫煙を考える】世界的に注目される考え方「たばこハーム・リダクション」 「リスク下げられるなら目を向けても」 (1/2ページ)

★加熱式たばこでリスク低減(2)

 これまで“禁煙絶対主義”で来た日本の医学界に最近、「たばこのハーム・リダクション(被害の低減)」を提唱する声が上がり始めている。

 「禁煙できない人がいるなら、健康影響の少ない“代用品”を使ってリスクを低減すればいい」という考え方だ。その“代用品”として注目されるのが加熱式たばこだという。

 「たばこの有害性は認めるところですが、加熱式たばこは紙巻たばこに比べて有害物質が大幅に低減されると、メーカー各社が自社データではあるけれど発表しています。もちろん10の有害物質が1になったからいいというわけではありませんが、少なくともリスクを10分の1下げられるのなら、加熱式たばこに目を向けてもいいのではないかと思っています」

 そう話すのは、たばこハーム・リダクションに取り組むAOI国際病院(川崎市川崎区)副院長兼健康管理センター長の熊丸裕也氏だ。

 「イギリスの医学界などは最近になり電子たばこを推奨するようになりました。そのきっかけになったのが、スウェーデンで100年以上前から用いられている、『スヌース』という歯茎にはさんでニコチンを摂取するたばこ。長い歴史から見て、これを習慣にしている人の発がん率が非常に低いことが注目されるようになったからです」

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