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あおり運転の石橋被告、交際女性が明かした身勝手さ… 逮捕までに「10回以上トラブル」 公判傍聴ルポ (1/2ページ)

 東名高速のあおり運転をきっかけにした死亡事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた石橋和歩被告(26)の裁判員裁判。横浜地裁で開かれた7日の公判では元交際相手と父親も出廷したが、明らかになったのは石橋被告の身勝手な言動ばかりだった。

 事故当時、石橋被告が運転する車に同乗していた元交際相手の女性は証人尋問で、被告が事故以前からあおり運転などによる交通トラブルを頻発させていたことを告白。昨年3月から10月の逮捕までの間に「事件化されていないものも含めれば、10回以上はトラブルがあった」と明かした。

 女性は「もうやめとき。次(あおり運転を)したらうちは知らんよ」などと説得したといい、石橋被告は「わかった。迷惑かけてごめんなさい」と応じたこともあったという。しかし、昨年6月に東名高速で事故を起こして以降も車の運転を続け、8月にも後続車をむりやり停車させ、窓ガラスをたたき降車を要求する強要未遂事件を起こしていた。

 被告人質問では、石橋被告が逮捕後に被害者遺族に向けた謝罪文を書いていたことも弁護側に明らかにされた。死亡した萩山嘉久さん=当時(45)=と妻の友香さん=同(39)=の2人の娘に対して「高校や大学など、入学に必要な費用は自分が支払う。旅行に行きたいのであれば、その費用を支払う」とした一方で「この事故がなければ、私は交際相手と結婚していた。彼女は体が弱く、自分が支えなければならないので、許してほしい」とも書かれていた。遺族はこれをどう受け止めるか弁護側に問われると、石橋被告は「怒ると思う」と答えるしかなかった。

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