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【日本を亡ぼす岩盤規制】天下り斡旋、汚職…文科省は取り潰していい! 「ハッキリ言って、日本に存在してはいけない役所」 (2/2ページ)

 ところが、文科省は獣医学部の新設に限って、この説明を怠り50年にもわたって申請を門前払いするという措置を取ってきた。完全に憲法違反である。ところが、こんな明白な憲法違反でさえ、政治の力でただすのは至難の業だった。

 最初に、この岩盤に挑んだのは民主党政権だった。そして、その挑戦は安倍政権に引き継がれた。

 最終的に、国家戦略特区制度を利用して文科省のデタラメな「告示」を突破し、加計学園は学部新設の申請を提出することができた。それ以降の審査プロセスは、通常の設置認可と変わらない。安倍首相の関与する余地など、最初からないのだ。

 私はこのことを十分承知していたので、今年4月から岡山理科大学(加計学園)の客員教授を引き受けた。何の落ち度もないのに岩盤規制の犠牲となり、2年間も「政争の具」にされた彼らが気の毒だと思ったからだ。

 岩盤規制の最大の問題は、多くの犠牲者を生むことだ。そして、その犠牲の上にあぐらをかいて、甘い汁を吸う連中がいる。国民よ怒れ!!

 ■上念司(じょうねん・つかさ) 経済評論家。1969年、東京都生まれ。中央大法学部卒。経済評論家の勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開。著書に『習近平が隠す本当は世界3位の中国経済』(講談社)、『日本を亡ぼす岩盤規制~既得権者の正体を暴く』(飛鳥新社)など。

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