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ファーウェイ幹部逮捕で“報復合戦”激化! 中国でカナダ元外交官拘束、識者「今後は日本人拘束の恐れも」 (1/3ページ)

 中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」の副会長兼最高財務責任者(CFO)、孟晩舟容疑者の逮捕が、米中両国や同盟国を巻き込んだ「報復合戦」に発展した。ドナルド・トランプ米政権の要請を受け、カナダ当局が孟容疑者を逮捕したことに、中国は対抗措置を匂わせていたが、カナダの元外交官が中国で拘束されたのだ。今後は「中国ハイテク排除」に踏み切った日本など、他の米同盟国も狙われるとの見方がある。孟容疑者の保釈が認められたものの、米国は週内にも、中国情報機関に関係するハッカーの起訴・制裁に着手する見通しだ。米中対決は激しさを増している。

 同国西部バンクーバーの裁判所は11日、孟容疑者の勾留を続けるかどうか、3日目の審問を再開した。同裁判所は「1000万カナダドル(約8億5000万円)の保釈金納付」や、「パスポートの提出」「所在地を確認できるGPS機器の装着」などを条件に保釈を認めた。米国の要請という報道もある。

 これまでの審問などで、孟容疑者側は「健康上の理由」による保釈を要求していたが、カナダ当局は、孟容疑者が7つのパスポートを保有するなど「逃亡の恐れがある」として、保釈に反対していた。孟容疑者は、米国に身柄が引き渡されるまでバンクーバーに滞在する。

 こうしたなか、中国では、驚くべき事態が起きた。カナダの元外交官が中国で拘束されたと、ロイター通信が11日に報じたのだ。

 記事によると、拘束されたのは、マイケル・コブリグ氏で、現在はシンクタンク「国際危機グループ(ICG)」に所属している。ICGは、コブリグ氏が中国で拘束されたことを把握しているとの声明を発表し、すみやかな釈放を求めた。

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