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【高橋洋一 日本の解き方】再び焦点となる大阪都構想、万博誘致の成功が追い風に 維新勝利なら… (2/2ページ)

 筆者は、IR(統合型リゾート)も大阪に誘致できると思っている。IR法の成立でも、維新の貢献は極めて大きいからだ。ここでも松井知事と吉村市長の人間関係が良好だったのが決定的となった。

 今の松井知事と吉村市長の間では考えなくてもいいかもしれないが、筆者は政治家の人間関係ほど当てにならないものはないと思っている。政治家の人間関係は基本として友情と打算であるので、状況いかんでは崩れやすい。この良好な人間関係を制度化するのが都構想だ。都構想になれば、大阪府と大阪市が対立することはなくなる。

 当面の万博とIRがうまくできるか、そして将来は万博とIR以外の分野にもその成果を広げられるのかは、都構想ができるかどうかにかかっている。

 これは国政にも影響がある。もし、大阪のダブル選挙が4月の統一地方選と同日に行われると、安倍晋三政権への影響が大きい。公明党主導になると安倍政権は消費増税に向かう確率が高くなるが、維新の力が増すと消費増税の確率が低くなる。

 いずれにしても来年4月の統一地方選が政局の鍵を握るだろう。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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