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【高橋洋一 日本の解き方】文系でも今から学べる数学 「数学は公式の暗記」は誤り 紙と鉛筆、パソコンで慣れる (2/2ページ)

 その次に確率に入る。確率を計算するというのは、全ての場合を過不足なく数え上げる作業だ。これは意外と難しい。あまり頭を整理させていない人にやらせると、全ての場合を数え尽くしていなかったり、重複があったりする。

 筆者は、この分野の話をするときに、重要なのは紙と鉛筆を持って自分で手を動かして計算することだと言っている。数学や統計は、本の文字や数字を眺めているだけでは決して理解できない。実際、自分でやってみてはじめて分かる。これは、文系の読書家にはなかなかできないことらしい。

 ある程度、紙と鉛筆で自分で計算できるようになると、手計算で扱えないような大きな数字についてもパソコンを使ってやれるようになる。そこまでくると、その次には統計ソフトを使って、統計分析ができるようになる。

 パソコンや統計ソフトのおかげで、昔よりは確率・統計はかなり扱いやすくなった。指導方法によっては、紙と鉛筆の作業時間を大幅に短縮できるかもしれない。実際、教科書の理論を読むより、実際のデータを使って統計処理をしているほうが楽しい。「習うより慣れよ」に「パソコンを使いこなす」を加えたい。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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