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【解剖 政界キーマン】河野太郎外相 「ポスト安倍」候補上位に…「異端児」が本音封じて見つめる「遠い未来」 (1/2ページ)

 いまや、「ポスト安倍」候補の上位に名前が挙がる河野太郎外相。世界中を精力的に飛び回り、その数は50カ国を超える。菅義偉官房長官はオフレコで「首相候補は河野太郎がいる」と語っているという。

 歯にきぬ着せぬ発言から、永田町やマスコミでは「異端児」扱いされるが、私は長く河野氏を取材してきた。彼の個性とは、政治に必要な「先見性」と「時間軸」を持って行動していることだと思う。河野氏の目線は、常にかなり「遠い未来」を見てきた。

 今でも忘れないのは、河野氏が2006年の自民党総裁選に挑戦しようとして掲げた年金改革である。当時、将来の少子高齢化の予測はあっても、現実味が薄く、年金改革など党内でも誰も取り合わなかった。そんななか、河野氏は「いまやらなくてどうするのか。消費税で国民年金、積み立て方式で厚生年金。これをもって総裁選に臨みたい」と主張した。

 しかし、推薦人が集まらず大本命の安倍晋三氏が勝利した。

 河野氏を支援した中堅議員は「当時の党幹部も、厚労省の官僚も『年金は制度を少しいじればいい』としか考えていなかった」と振り返る。

 原発についても、河野氏は先を見ていた。核燃料リサイクルの限界を堂々と訴えて、自民党の方向性に反旗を翻してきた。

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