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【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】救急隊員研修中のできごと (1/2ページ)

■ロシア医大生シンガー、ジュリア・ミント

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆様!

 シンガーであると同時にロシアの医大生でもある私は、医学の研修機会を国家から与えられます。最近、救急車に乗りながら救急隊員の研修をしてきましたので、今回はロシアの救急隊員のお話です。

 ロシアは通常、救急車には3人1組で乗車します。内訳は、1人の運転手、1人の医者、1人の救急医療隊員で、一緒に現場へ向かいます。通常、運転をする隊員以外は男女共に働くことができます。

 私はその職場で数多くの女性を目にしました。時には、ファッションモデルのような美しい外見と、非常に強い内面を持った若い女の子にも出会いました。ちなみにロシアでは、救急隊員は決して高い給料がもらえる仕事ではありません。

 さて、私が自分で受けた最初の緊急コールは、午前中の早い時間でした。電話口の老婦人は狼狽した声で孫を助けるように求めてきました。そこで私たちは急いで連絡があった場所に駆けつけました。

 私たちが現場である家に到着し、老夫婦に案内された部屋に入ると、ベッドに横たわっている若い男が目に入りました。

 昏倒している彼の顔はほとんど白く、唇は青く、その症状には薬物の過剰摂取の兆候がありました。呼吸はしていましたが、外部の刺激に反応しなかった孫の姿を見て立ちすくむ祖父母の横で、すぐに私と女医は彼の腕に注射をする準備に取り掛かりました。

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