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「がーーーーーん」古市氏、「芥川賞」落選の“本当の理由” 9人の選考委員で「△」評価1つだけ (1/2ページ)

 第160回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)で、最も注目を集めていたのが、芥川賞候補の社会学者でテレビのコメンテーターとしても活躍する古市憲寿(のりとし)さん(34)だったが、16日の選考会であえなく落選した。なぜ受賞を逃したのか。

 「がーーーーーん」。古市さんは落選が決まった16日、ツイッターでこの一言だけつぶやいた。

 コメンテーターを務めるフジテレビ系「とくダネ!」の17日の放送では、落選決定直後のインタビューも紹介された。候補作に選ばれてからの1カ月を「みんなががんばってねと言ってくれて、アイドルになった気分を味わえた」と振り返った。スタジオでの生放送では「本当は1回で取れるのがよかったのかもしれないけど、また書くテーマがあって書けたらいいなあと思っています」と次回作への意欲を見せた。

 候補作の「平成くん、さようなら」(文学界9月号)は安楽死をテーマにした作品で、一昨年秋に母方の祖母を看取った体験をきっかけに執筆したという。

 選考過程については9人の選考委員を代表して奥泉光さんから説明があった。投票は9人の選考委員が各作品に「○×△」を付けるが、候補作5作品のうち古市さんの作品は1回目の投票で落選。古市さんの作品に投票したのは△を付けた奥泉さんだけだった。

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