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【日本の選択】山梨大学長「韓国が異様な反日政策」発言は非常識なのか 批判的見解を封じる『リベラル』 (1/2ページ)

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 山梨大学(甲府市)の島田眞路(しんじ)学長の「年頭のあいさつ」が物議を醸している。島田氏は次のように述べた。

 「不穏といえば、韓国もレーダー照射、徴用工問題、慰安婦問題など異様な反日政策をとっている」

 韓国が「異様な反日政策」をとっているとの島田氏の指摘に対して、批判の声が上がった。例えば、精神科医の香山リカ氏はツイッターで「自由が守られるべき学問の場での偏った政治的発言」と批判した。

 私は大いなる違和感を覚えずにはいられなかった。学問の場において「偏った政治的発言」をしてはならないというのは、1つの考え方としてあってよい。だが、私が見ている限り、この手の批判をする人々は「二重基準(ダブル・スタンダード)」を用いている。

 要するに、自分たちが政治的発言をするのは自由だが、自分たちと異なる意見の持ち主が政治的発言をするのは「偏っている」というのだ。

 例えば、安倍晋三政権における集団的自衛権の行使容認の際の議論を思い返してみてほしい。多くの大学教員たちが「立憲主義が破壊される」と獅子吼し(=雄弁をふるうこと)、デモに参加する人も少なくなかった。彼らの発言は政治的に偏っていなかったのだろうか。

 そして、韓国が「異様な反日政策」をとっているとの見解は、確かに政治的発言には違いないが、それほど非常識な発言なのだろうか。韓国が反日政策をとっているから、韓国人を差別せよなどと扇動したなら、それは大問題である。だが、文在寅(ムン・ジェイン)政権以降の韓国の対日姿勢は紛れもなく反日的なものだ。

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