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南青山の次は京都で建設騒動 市境の向日市民、ホームレス自立支援施設に猛反対 (1/2ページ)

 京都市が推し進める救護施設に“待った”がかかった。ホームレスの自立支援などを目的に建設を目指す施設の建設予定地が、隣接する京都府向日(むこう)市との市境にあることから、同市住民から「京都市に影響のないところに建設した」などと批判の声が上がっている。

 京都市は2016年にホームレスの更生施設を廃止し、新たに民設民営で救護施設(定員60人)を整備することを決め、運営事業者を公募した。

 応募したのは、大阪市の社会福祉法人「みなと寮」だけだったが、同法人がすでに土地を確保していたことなどを理由に、京都市は同年8月、運営事業者として選定した。

 みなと寮が確保した建設予定地は、京都市の南部、伏見区にあり、名神高速道路に隣接している市境。京都市側は工場や倉庫が目立つが、向日市側には民家が広がる。

 これまでに4回開かれた住民説明会では、向日市の住民から「京都市に影響のないところに建設した」「入所者が住民に危害を加えるのではないか」などと批判の声が上がった。

 このため京都市は整地を18年12月、施工を19年3月からと予定していたが、予想を上回る反対の声に建設を中止。工事再開のめどは立っていない。

 一等地に児童相談所を建設しようとしている東京・南青山のケースとはやや異なる性質の騒動となっているが、今後について京都市保健福祉局生活福祉部生活福祉課は「大規模な説明会を行う予定はないが、個別説明で対応していく」としている。

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