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【日本の選択】レーダー事件、最大の問題は韓国の「事実を事実として認めない姿勢」 (1/2ページ)

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 韓国の与党「共に民主党」の議員であり、韓国国会の国防委員長を務める安圭伯(アン・キュベク)氏が、レーダー照射問題について論じながら、次のような声明を発表した。

 「安倍晋三首相が前面に出て、(日韓問題の)葛藤を助長している」「内部の葛藤を外部に向けるため、壬辰倭乱(=文禄・慶長の役。1592~93年)を起こした豊臣秀吉と重なってみえる」

 安倍首相が日韓関係を悪化させた張本人であり、その意図は、内政での失敗を外部の問題へと転嫁しようとするところにあり、それは豊臣秀吉を彷彿(ほうふつ)させるというのだ。

 笑止千万というより他ない。

 そもそも、今回のレーダー照射事件による日韓関係の緊張の高まりを、安倍首相個人に帰することには無理がある。まるで「韓国が一方的な被害者であり、日本こそが悪意のある加害者である」との論理は通用しないはずだ。事実を事実として認めようとしない韓国側の姿勢こそが、最大の問題に他ならない。

 あきれるというか、滑稽なのは、「内部の葛藤を外部に向ける」との主張だ。これはまさに韓国が実践していることではないか。

 国内で求心力が維持できなくなると「反日」政策を打ち出し、何とか国内での求心力を維持しようとするのが歴代の韓国政権の特徴ではなかっただろうか。自分たちが隙あらば「内部の葛藤を外部に向ける」ことを目的としているからこそ、このような主張に至るのだろう。

 だが、日本は韓国とは異なっており、そうした論理によって動いていない。安氏の発言は、韓国政府の内在的論理を吐露したものと捉えるのが賢明だろう。

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