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【高橋洋一 日本の解き方】国会内の「タブレット使用論議」は、審議の質が問われる好機! まずペーパーレス化から始めては (1/2ページ)

 国民民主党の玉木雄一郎代表が、国会での代表質問で原稿をタブレット端末で読もうとしたところ認められなかったことが話題になっている。

 国会の運営方法は、両院の議院運営委員会によって決められる(衆議院規則92条、参議院規則74条)。今回は、衆院議院運営委員会理事会で与党側が「前例がない」として難色を示したという。

 筆者はかなり昔の役人時代から、メモ取りに小型情報機器を利用していた。国会内において、私物のHP200LX(1990年代中頃に一部マニアの間で人気のあった機器)でメモ取りをしていたら、国会職員から使うなと注意された。他の人からみれば、メモ取りでなくゲームでもしているように見えたのだろう。筆者は情報機器を使うのは当たり前と思っているので、玉木氏の気持ちは分かる。

 この件について一部の人から、国会内に個人の情報機器を持ち込むのはセキュリティー上問題があるという意見もあったが、少なくとも国会議場内は公開原則があり、議論内容に秘密性はない。筆者は何度も議場内に入ったことがあるが、情報機器の持ち込みを制限されたことはない。議場には傍聴席もあるが、傍聴人にも制限がないだろう。テレビ中継もあったり、インターネットで審議内容も見ることもできる。であるから、セキュリティーの観点から情報機器管理する必要はまずありえない。

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