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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「ちょっといい話」》バレンタインデーは忙しい (1/2ページ)

 政治部の女性記者は2月14日のバレンタインデーは忙しい。取材対象の国会議員やその秘書に渡すチョコレートを紙袋に入れ、取材と原稿を書く合間に議員会館や事務所を回るためだ。一つ一つは少額でも合計は結構な出費になるし、出勤時には荷物になるし、歩き回るのは疲れるし、直前まではおっくうな気持ちになることが多い。

 断っておきたいのが、チョコ1つで“ネタ”がもらえるほどこの世界は甘くない。その意味ではメリットはゼロだ。それでも毎年続けているのは、時間とコストをかける価値があるためだ。

 足が遠のいていた議員でもチョコを渡す名目でたずねると、その場の雰囲気が和むことが多い。義理チョコでも顔を見せて届ければ喜んでもらえる。議員やその秘書に偶然時間があって、雑談に持ち込めればラッキーだ。今年は4月の統一地方選や7月の参院選について情報交換し、「ホワイトデー」の“お返し”として3月の面会時間を予約した。男性が多い政治の世界は女性記者が取材しにくいこともあるが、この日は女性記者のほうが得なのかも。

 また、毎年恒例の行事だからこそ、「○○議員は今後活躍しそうだから今一番人気の高級品」「○○大臣は期待できないから○円でいいか」といった具合に、チョコの購入計画を立てるとき、政局の変化を実感し、1年間の自分の仕事を整理できるのも面白い。