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【激変する安全保障】2回目の米朝首脳会談…日本にとって「最悪の結果」招く可能性も (1/2ページ)

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 2月下旬に、2回目の米朝首脳会談が予定されている。昨年6月、シンガポールで1回目が開催された当時、主要メディアは一様に評価したが、私は夕刊フジで「中身はスカスカ」と酷評した。会談後の展開も、私が懸念したとおりだ。案の定、米政府は「譲歩と妥協」を重ねている。

 ドナルド・トランプ米大統領は昨年、「金正恩(キム・ジョンウン=朝鮮労働党委員長)と恋に落ちた」とまで放言した。米軍の最高指揮官にして、この有り様。あとは推して知るべし。

 閣僚らが、トランプ氏の「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」を忖度(そんたく)するなか、(日本を含む)同盟国を重視してきたブレーキ役のジェームズ・マティス国防長官は昨年末、更迭された。代行者は軍事・安全保障の素人と聞く。いまだ後任者は決まっていない。

 さらに、米メディアが報じたとおり、マイク・ポンペオ国務長官が上院選に出馬(のため辞任)となれば、外交(国務長官)と軍事(国防長官)の司令塔がともに不在となる。自動車に例えれば、左右とも前輪がパンクし、ブレーキが故障しているポンコツ車ではないか。

 米朝関係を「チキンゲーム(レース)」にたとえる専門家が少なくない。ジェームス・ディーンが主演した映画「理由なき反抗」の名場面のごとく、相手の車に向かい合い、衝突寸前まで車を走らせ、先によけた方を臆病者(チキン)とするレースである。

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