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自民・渡邉美樹氏、次期参院選“不出馬”決断 「民間の立場で『日本の改革』目指す」 (1/2ページ)

 自民党の渡邉美樹参院議員(59)が、今夏の参院選には出馬せず、新たな道に踏み出すことが分かった。居酒屋大手「ワタミ」を創業した辣腕(らつわん)経営者の知見・経験に加え、6年間の国会議員としての活動を生かして、民間の立場から「日本の改革」を目指すという。渡邉氏は、夕刊フジの独占インタビューに応じ、本音を激白した。

 「国民と共通の課題を持ち、解決策を提起・実行するのが政治家の仕事だが、公約は十分に実を結ばなかった。次の選挙は出馬せず、草の根で『小さな現実』を変えていくのが最善の生き方と感じた」

 渡邉氏は言い切った。

 1984年にワタミを創業し、2000年に東証一部に上場させた立志伝中の人物。外食に加え、介護や宅食、農業、環境など、独自の産業モデルを構築する一方、学校法人の理事長や公益法人の理事として、社外貢献にも取り組んだ。東日本大震災の復興支援にも携わってきた。

 13年の参院選で、自民党公認で初当選して政界入り。「財政再建」や、「中小・零細企業の支援」「原発ゼロ」などを主張してきた。

 財政再建では、経営者の視線で「プライマリー・バランス(基礎的財政収支)黒字化のシナリオ明示」や、「ゼロベースの予算編成」などを力説してきた。政府の掲げる「名目GDP(国内総生産)3%成長」や、「予算ありきの財政」にも疑問を呈してきた。

 「ビジネスでは、500万円の仕事を250万円でやれば『優秀』だが、政界では500万円を使った方が偉い。『成長なくして財政再建なし』は理解できるが、『成長せずとも破綻しない国家』を目指すのが政治家の責任ではないのか。ただ、今の政界では実現は難しい」

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