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池江璃花子を襲った白血病は「治る病気」 子供の場合、治癒率6~8割 過去には渡辺謙、吉井怜が発症も復帰 (1/2ページ)

 白血病は治る可能性が高い病気だ。競泳女子の池江璃花子(18)を突然の病魔が襲ったが、治療法は大きく進歩しており、子供の急性白血病の場合、治癒率も6~8割だという。池江の場合、早期発見ということもあり、完治や復活への道は開けている。

 「白血病はいまでは不治の病ではなくなっており、助かる可能性が十分にある」と話すのは、近畿大医学部血液・膠原(こうげん)病内科の松村到教授。

 白血病は、血液になる前の未熟な細胞が、がん化して増殖する病気。国内で年に1万4000人程度が白血病と診断され、20歳未満のがんでは最も多い。

 がん化する細胞の種類によって、大きく骨髄性白血病とリンパ性白血病に分かれ、それぞれに増殖のスピードによって、急性型と慢性型と、計4つに分類される。小児の場合は95%が急性で、大人も急性が多い。松村氏は「年齢や彼女の症状を鑑みると、急性リンパ性白血病である可能性が高い」と話す。

 治療について松村教授は「患者の症状や検査結果を総合的に判断して行う。骨髄移植の治療を行う場合、ドナーも以前に比べるとかなりの確率で見つかる。投薬治療で髪の毛が抜け落ちたり、筋肉量が少なくなったりもする。治療が始まると無菌室に入ってもらい、入退院を繰り返す必要がある」と説明する。

 「早期発見は合併症のリスクが低くなり、治療しやすくなる。仮に急性リンパ性白血病だとしたら、治療には1年ぐらいかかる。選手への復帰を考えると2年のブランクはみておく必要がある」と松村教授。

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