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【中国窮地】ポンペオ氏の欧州歴訪、主要テーマは“反ファーウェイ”の警告 「配置されれば連携は困難になる」 (2/2ページ)

 国境に有刺鉄線を張り巡らせ、「反移民」の大々的キャンペーンで圧勝したオルバン政権だが、その一方で、13年から「居住者債券」プログラムをはじめ、主に中国人富裕層の移民を受け入れており、その数すでに約3万人に上るという。

 オルバン政権はまた、同国出身で米国在住のユダヤ系大富豪、ジョージ・ソロス氏を敵視している。

 ソロス氏は1月24日夜(現地時間)、スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムの年次会合(ダボス会議)で演説した。5G(第5世代移動通信システム)が導入されるなか、ファーウェイや、中国通信機器大手「中興通訊(ZTE)」などが欧米社会に広がることへの懸念を力説し、同時に「先端技術を用いた監視体制を支配する習近平国家主席は、自由社会にとって最も危険な敵」だと非難したのだ。

 30年前までのハンガリーは、社会主義体制下にあり、共産主義のソ連の衛星国として、国民は「自由と民主」を渇望してきた。ところが、近年は、習政権の“赤い毒”で民主主義が「大幅に退化」している。EU、そして、ドナルド・トランプ米政権は、もう黙っていない。

 ■河添恵子(かわそえ・けいこ) ノンフィクション作家。1963年、千葉県生まれ。名古屋市立女子短期大学卒業後、86年より北京外国語学院、遼寧師範大学へ留学。著書・共著に『「歴史戦」はオンナの闘い』(PHP研究所)、『トランプが中国の夢を終わらせる』(ワニブックス)、『中国・中国人の品性』(ワック)、『世界はこれほど日本が好き』(祥伝社黄金文庫)など。

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