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野田虐待死“鬼父”の異様な二面性 市教委職員に「威圧的な態度」も…職場では「トラブルない」 (1/2ページ)

 千葉県野田市の栗原心愛さん(10)が自宅浴室で死亡し、傷害容疑で両親が逮捕された事件で、千葉県警は、傷害容疑で父の勇一郎容疑者(41)を再逮捕した。同容疑者は同市教育委員会の職員らに威圧的な態度を示した半面、職場では温厚で丁寧な仕事ぶりだった。異様な二面性が浮かび上がる。

 再逮捕容疑は、昨年12月30日ごろから今年1月3日ごろまでの間、自宅で心愛さんの顔を浴室の床に打ち付けたり、膝でのしかかったりする暴行を加えて、胸の骨を折るなどのけがをさせた疑い。

 母のなぎさ容疑者(32)は、勇一郎容疑者の暴行について「娘を立たせ、へたり込むと起き上がらせて怒っていた」と説明している。

 野田市出身の勇一郎容疑者は、沖縄県糸満市出身のなぎさ容疑者と結婚。2008年9月に心愛さんが誕生した。いったん離婚したが、よりを戻していた。

 16年9月から沖縄県内で観光プロモーションなどを行う財団法人の契約職員だった勇一郎容疑者だが、17年7月にはなぎさ容疑者に対するDV(家庭内暴力)の情報が糸満市に寄せられた。同年8月に退職し、一家は野田市へ移り住んだ。

 心愛さんは、当時通っていた野田市の小学校で「父から暴力を受けている」とアンケートに回答。同年11月に千葉県柏児童相談所に一時保護された。12月に保護は解除されたが、勇一郎容疑者は18年1月に「訴訟を起こすぞ」と迫り、心愛さんが回答したアンケートのコピーを要求した。

 市教委の職員を交えた1回目の話し合いで勇一郎容疑者は黒ずくめの格好で現れ、ボイスレコーダーを手元に置き、威圧的な態度だったという。

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