記事詳細

【長谷川幸洋「ニュースの核心」】独立運動100周年で「反日激化」へ… 文政権の“異常”ぶり、米も認識か 一般教書演説では韓国には一言もふれず (1/2ページ)

 この国は一体、どこまで非常識なのか。

 韓国国会の文喜相(ムン・ヒサン)議長が先日、米ブルームバーグ通信との会見で、慰安婦問題について天皇陛下の謝罪を要求した。これには正直、びっくりした。

 文氏は、何と言ったのか。「一言でいい。首相もしくは、近く退位する天皇が元慰安婦のおばあさんらの手を握り、謝罪の言葉を伝えれば、すっきりと解決する」。これだけでなく、天皇陛下は「戦争犯罪の主犯の息子ではないか」とまで語っている。

 文氏とは何者かとネットで検索してみたら、政府と国会、政党で要職を歴任し、韓日議員連盟の会長も経験している知日派だ。そんな人物から、こんな発言が飛び出すのだから、あきれるほかない。

 そういえば、かつて李明博(イ・ミョンバク)大統領も、天皇陛下の謝罪を要求したことがあった。「韓国に来たければ、独立運動家に謝罪せよ」と言い放ったのだ。このときは実兄が捜査当局に拘束された直後で、自らの竹島上陸と合わせて、落ち目の大統領による人気取りの一環だった、とみられている。

 日本は当時、国会が謝罪要求の撤回を求める決議をした。今回はどうか。安倍晋三首相は外交ルートを通じて強く抗議し、謝罪と撤回を求めたと明らかにしたが、国会議長の発言なのだから、国会も同様に批判すべきである。黙っていたら「容認した」と受け止められかねない。

 日本政府は2015年12月、朴槿恵(パク・クネ)政権と、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認している。合意に基づき、日本は韓国が元慰安婦のために設立した「和解・癒やし財団」に10億円を支払ったが、韓国は日本大使館前の慰安婦像を撤去していない。

 約束を一方的に破っているのは韓国である。天皇陛下はもちろん、政府もこれ以上、謝罪する理由はない。

関連ニュース