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野田小4女児虐待死、ただの傷害罪でいいのか… 専門家「裁判員裁判にならず、世論反映した判決見込みにくい」 (1/2ページ)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が1月に自宅で死亡し、傷害容疑で両親が逮捕された事件。父親の勇一郎容疑者(41)が日常的に虐待していた様子が明らかになってきたが、心愛さんの死因は不明で、再逮捕されたのも傷害容疑だ。専門家は「傷害事件では裁判員裁判は行われず、世論を反映した判決は見込みにくい」と指摘するが、捜査の行方は-。

 再逮捕容疑は、昨年12月30日ごろから今年1月3日ごろまでの間、自宅で心愛さんの顔を浴室の床に打ち付けたり、膝でのしかかったりする暴行を加え、胸の骨を折るなどのけがをさせた疑い。

 心愛さんが虐待を受けているとみられる動画も発見されている。ただ、1月24日に死亡した心愛さんの死因は司法解剖を経ても不明のままだ。

 弁護士の高橋裕樹氏は今後の捜査について、「心愛さんへの暴行が、死亡との因果関係を持つのかが焦点になるが、死因が明らかになっていない以上、現状では逮捕容疑の通り傷害罪で起訴することになる可能性が高い」とみる。

 「傷害罪の最高刑は懲役15年だが、傷害の事実が複数あった場合には22・5年まで最高刑は引き上げられる。ただ、最高刑の判決を受けた事例はほとんど聞いたことがない」と指摘する高橋氏。傷害罪で起訴された場合、公判ではどのような判断が予想されるのか。

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