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野田小4女児虐待死、ただの傷害罪でいいのか… 専門家「裁判員裁判にならず、世論反映した判決見込みにくい」 (2/2ページ)

 「傷害罪で起訴された場合、裁判員裁判にもならず、世論の感情が反映された判決は見込みにくい。単なる傷害事件として扱う場合は、判決も心愛さんの死亡を踏まえたものではなく、傷害の事実を切り取った判断になるのではないか」と高橋氏はみる。

 事件直前には心愛さんが食事や睡眠を与えられずに衰弱していた可能性なども浮上している。元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は、「心愛さんが衰弱していることをわかっていながら放置したことと、死亡したことが因果関係を持つと示す客観的な証拠が必要だ」と指摘したうえで、「傷害致死や保護責任者遺棄致死を視野に入れつつも、現状では決定的な証拠をつかみきれず、別の傷害容疑で再逮捕しながら捜査を続けているのではないか」と分析する。

 世論の声は、司法の場に届くのか。

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