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「議長発言に言及なし」韓国コメントを日本政府が真っ向否定

 【ミュンヘン=力武崇樹、ソウル=名村隆寛】河野太郎外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相がドイツ・ミュンヘンで15日(日本時間同)に行った会談をめぐり、韓国外務省当局者が慰安婦問題に関する文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の発言について「日本側から言及はなかった」とコメントしたことについて、日本政府関係者は「河野氏が会談で韓国側に明確に抗議した」と否定した。

 日本政府関係者によると、河野氏は会談で、かつて韓日議員連盟会長も務めた文氏の発言に触れ「韓日議連が(日韓関係を)支えていると思っていたので非常に驚いた」と指摘した。その上で康氏に「適切に対応してほしい」と述べ、文氏の謝罪と発言撤回を求めたという。

 会談後、日本外務省は記者団に「河野氏から改めて日本の立場を伝えたが、康氏からは何の発言もなかった」と説明し、同じ内容を同省のホームページでも発表した。

 ところが韓国外務省当局者は16日「事実とは違う」と反論。「今回の外相会談でこの件(文氏の発言)に関する日本側の言及はなかった」とコメントした。

 慰安婦問題をめぐっては、平成27(2015)年の日韓合意で「最終的かつ不可逆的な解決」を確認し「互いに非難、批判することは控える」と約束した。文氏の「慰安婦問題の解決には天皇の謝罪が必要」「(天皇陛下は)戦争犯罪の主犯の息子」との発言は合意に反しており、韓国政府の適切な対応が求められている。(産経新聞)

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