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【高橋洋一 日本の解き方】若者は痛感「民主党政権の悪夢」 金融緩和に聞く耳持たず就職難…安倍政権支持が多いのは当然だ (2/2ページ)

 民主党政権時代、筆者は安倍首相(当時は下野した野党議員)にも同じ話をした。そして安倍首相は政権を取ったときに実行した。これが民主党政権と安倍政権の差だ。

 政治家に求められるものは(1)判断力(2)実行力(3)成果-だけだ。岡田氏ら当時の民主党執行部は、金融緩和に関する意見に聞く耳を持たなかったから、(1)で失格だ。(1)がないと(2)は論外。結果として、安倍政権とは(3)の成果、特に雇用で大きな差がついた。

 それが最も分かるのが、新卒者の就職率だ。新卒者の雇用は、政策による雇用創出の巧拙の影響がもろに出る。

 大卒者の卒業年の就職率について、民主党時代の2011年は91%だったが、安倍政権の18年は98%である。社会人のスタートにもついていない学生は、雇用の既得権もない。そうした若者に、将来の安心をいかに与えることができるかは、政治にとって重要なことである。この意味で、民主党時代はひどかった。これは大学関係者なら誰でも知っていることだ。

 もちろん、若い人も民主党政権時代に就職状況が悪かったことをよく知っている。そういう人たちに聞けば、多くの人は、民主党政権時代は「悪夢だった」と答えるだろう。若い人の安倍政権支持が多いのは当然だといえる。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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