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片山さつき地方創生相「国境の島を守る」秘策 地方創生と水源地保全の政策を追加、防衛と国土の保全に繋がる (2/2ページ)

 片山氏は「対馬の人口は現在約3万人ですが、毎年約600人減少しています。このうち、進学や就職で約400人が島外に出ている。対馬の経済を活性化させて、島外に出るのを引き留められ、人口3万人を維持できれば、島を守れると思っています」という。

 そのためには、地方創生を推進し、UターンやIターンを増やすべきだと片山氏は考える。島の9割を占める森林も、貴重な資源だ。

 「豊かな木材を利用して、日本でも有数のしいたけ農家が誕生しました。複雑な海岸線を利用した、まぐろの養殖業も盛んです。過去の政権で公共事業費が削減されたため、建設業者が副業として始めたのです」

 有人国境離島政策だけでは財政的に十分ではない。地方創生と水源地保全の政策を加えることで、防衛と国土の保全に役立つ。

 片山氏は、これを1兆1000億円の予算を持つ「まち・ひと・しごと総合戦略」の中に組み込むべきだと考える。

 安倍晋三首相も15日の衆院予算委員会で、外国資本の土地取得制限の検討や水源地を守る重要性に言及した。離島政策は安全保障政策なのだ。

 片山氏は「6月に閣議決定する『骨太の方針』にこれを入れ、国を挙げた政策にしたい。児童・生徒の農山漁村体験に離島研修を加えることも、日本を取りまく安保環境を学習するという点で重要です」と語っている。(ジャーナリスト・安積明子)

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