記事詳細

【東アジアの動乱と日本の針路】米中対立激化の中、沖縄“韓国化”の危機 現地マスコミも「中国の脅威」言及せず… (1/2ページ)

★(1)

 現在の国際関係の中心は、米中対決である。

 米国が手にする世界覇権を、チャイナ(中国)が奪おうとして、経済・軍事の両面で力を伸ばしてきた。かつての米国は、その圧倒的実力から中国を挑戦者と認識することなしに、脇が甘い対応をとってきた。

 米国の覚醒は、ドナルド・トランプ政権の誕生とともに始まり、昨年10月、マイク・ペンス米副大統領の対中対決演説で明言された。

 実は、それより早く、米国は昨年6月から対中経済制裁を開始している。中国の政治力・軍事力伸長の基盤は経済成長力にある。そこで、その経済力にダメージを与えようとして発動したのが、高関税を中心とする対中経済制裁であった。

 米中対決時代と言いながら、その実力はいまだにかけ離れている。米国が現在の水準の制裁を継続すれば、中国側はいずれ、事実上降伏せざるを得ない状況にある。

 憲法改正ができず、核兵器も持たない日本にとって、中国の帝国主義に抗して、自国とアジアの平和を守るには、当分の間は米国との軍事同盟(日米安全保障条約)は不可欠である。自主防衛力を強化しながらも、日米関係をさらに緊密化し、この対中対決を勝利に導く以外に、日本の進むべき道は存在しない。

 こうした世界情勢の中で、沖縄の動向は極めて重要となる。

 米中の軍事的衝突が有り得るとすれば、その可能性が最も高い地域は南シナ海である。次に、台湾独立問題をめぐる衝突も可能性としてある。

関連ニュース