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【新・悪韓論】「三・一運動」犠牲者数が一挙3倍に!? 元の数字も“伝聞”なのに…事学主義という「病」 (2/2ページ)

 私は、このニュースを7日朝、韓国紙の日本語サイトを見て知った。中央日報もハンギョレ新聞も、ざっと数えて1200字。大ニュースだ。が、日本の新聞では、朝日新聞にだけベタ記事で載っていた。東京新聞もボツにしていたとは、新鮮な驚きだった。

 韓国人は、記者会見した場所が「国会」というだけで、権威主義的思考を刺激されたことだろう。それにも増して、韓国人一般にアピールするのは「知識人」という名詞だ。

 「知識人」が226人も「国会」に集まって「極右の安倍(首相)を批判する声明を発表した」ことは、韓国人には「大ニュース」なのだ。

 1200字もの大原稿を送った韓国人特派員は、翌日の日本各紙を見て、何を思ったことだろうか。反省はあるまい。ハンギョレ、東亜日報、韓国日報は改めて社説にも取り上げ、「安倍は知識人の声に耳を傾けろ」といった調子で説いた。

 「日本では、朝日だけがベタで」という事実など、韓国人一般は知るよしもない。韓国人一般は「知識人から批判され、孤立していく安倍一派」との思いを深めたことだろう。

 そうして、自ら作り上げた世論をもとに、韓国のマスコミは保守系も左翼系も「日本における安倍一派の独裁」といった幻想を、ますます高めてきた。まるで、犬が自分の尻尾を噛んで回っているような構図だ。

 今年の「三一節」を契機に、韓国では異常ともいえる事学主義に乗って、“歴史の新たな真実”という大嘘がまたぞろ出回ることだろう。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。著書・共著に『悪韓論』(新潮新書)、『崩韓論』(飛鳥新社)、『韓国リスク』(産経新聞出版)など多数。

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