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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「贈る言葉」》豊かな社会になるために何を伝えるか 大阪・関西万博をきっかけに (1/2ページ)

 2025年に開かれる大阪・関西万博。今から約6年後には、この関西、大阪の地は現在の姿からがらっと変わっているだろう。

 なんせ、万博の会場予定地である大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)は、これまで都市開発計画が持ち上がったものの、バブル崩壊のあおりなどで頓挫。ながらく塩漬けにされており、「ペンペン草が生えた死んだ土地」とまで揶揄されていた土地だったからだ。

 その地に、世界中から期間中、約2800万人の人が集まり、仮想現実(VR)やドローン、ロボットの実証実験などさまざまな最先端の科学技術が披露されることになる。地元の大阪府市はこれをきっかけに、大阪の繁華街「キタ」「ミナミ」に加え、「ニシ」と呼ばれるようなにぎわいをつくりたい考えだ。

 とはいえ、万博は一過性のもの。統合型リゾート施設(IR)の開業とともに、期待されるのが跡地開発計画だ。夢洲は基本的には人が住む場所にはしない方向で、大阪市の吉村洋文市長はF1誘致などを構想しており、さらに議論が進んでいくとみられる。

 万博が大きな起爆剤となるのはまちがいないが、これが大阪や関西の未来にバラ色の影響を与える万能薬とは限らない。ビジネス機運の高まりなど経済活性化以外にも、万博の理念を未来社会にどう伝えるのかも大切な役割となっていくだろう。