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【富坂聰 真・人民日報】「排除」では変えられない中国… 宇宙ビジネスで「自力更生」の実績も (1/3ページ)

 経済をめぐる米中の本格的な対立は、背後にさらに大きな世界における主導権の問題がある。

 それだけにアメリカも強硬である。

 だが、本気であることとトランプ政権が戦略的であることとは違う。

 先週も少し触れた視点だが、強い者が、そのアドバンテージを利用して弱者を追い詰めることは簡単だ。だが、弱者もまた必死だから、アメリカの力を必要とせず発展し続けられる道を模索するだろう。

 その結果、相互依存の薄い2つの対立する大国が誕生するとすれば、それは怖いことではないだろうか。

 その意味でも私は、アメリカは排除ではなく影響力を上手に使いながら中国を変えてゆくべきだと書いた。

 実は、吹けば飛ぶような存在でも、中国には自力更生の実績がないわけではないからだ。

 それは具体的に何を指すのだろうか。

 宇宙ビジネスである。

 2018年、中国は初めて衛星打ち上げ回数でアメリカを上回り、世界第1位に躍り出ることとなった。

 昨年末の中国メディアはこの事実に大いに盛り上がったものだ。

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