記事詳細

【国難突破】「自民党リベラル」は解体的出直しをせよ! 国家の体を成した「平成日本保守政権」の特徴とは (1/2ページ)

★(3)

 「自民党リベラルを解体せよ」と書けば、過激の言に受け取られるかもしれない。が、決してそうではない。

 もし、「自民党リベラル」を、かつての宏池会のあり方だとするなら、私はむしろそれを尊重しよう。とりわけ、池田勇人元首相の国家防衛の観点に立った所得倍増、大平正芳元首相の田園都市構想、総合安全保障構想などは、卓抜な国家ビジョンだった。

 だが、平成年間、リベラル派の政権は「日本政治のガン」であり続けたと言っても過言ではない。日本が国家の体を成していたのは保守派の首相の在職中だけだった。

 竹下登元首相がリクルート事件で失脚をした後、海部俊樹、宮沢喜一、細川護煕、村山富市の各元首相と続いたリベラルないし左派政権は、政局とバブル処理の失敗に足をすくわれ続けた。日本はあっと言う間に、経済超大国から迷走する二流国に転落した。

 持ち直したのは、橋本龍太郎、小渕恵三という経世会ながら、保守主義の2代の首相である。その後、統治能力の高い小泉純一郎元首相と、本格保守政権である安倍晋三首相という4人の保守派首相時代を除けば、日本に政治は存在せず、政局と漂流のみが存在したと言っていい。

 これら平成日本保守政権を特徴づけるのは、大別して次の6点だ。

 第1に、日米同盟の堅持。第2に、統治能力の高さ。第3に、対中強硬姿勢。第4に、首相権限の強化。第5に、経済再生。第6に、国柄の重視である。すべてを網羅してはいなくとも、先に挙げた保守派政権は、これらの多くをカバーしていた。

関連ニュース