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【国難突破】「沖縄基地問題」の根源にあるもの… 辺野古への移設妨害は「闘争のための闘争」か (1/2ページ)

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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる県民投票(2月24日投開票)は、反対票が7割超に及んだ。基地問題がこじれ続けていることは、大きな不幸と言わねばならない。

 「日本語族」または「日琉語族」と呼ばれる日本語圏、縄文文化圏は、北方四島から、沖縄諸島までを覆っており、この縄文文化=日本語圏が、わが国の民族的統一の範囲と言っていい。

 沖縄が、その意味での日本文明圏だということに疑問の余地はない。一方、歴史的には日中両属の期間も長く、九州からさえ遠い群島で、距離的には台湾に隣接する。この双方的性格が沖縄問題を難しくしている。

 そのような中で、沖縄は、近代に入り、初めて日本国家に正式に帰属するに至り、以後、国民としての一体感の醸成に努めてきた。その悲劇的なクライマックスは、唯一本土決戦が行われた沖縄戦だ。それが一転、戦後米軍基地の根拠地と化し、ようやく涙の本土復帰を遂げた後、逆に米ソ冷戦の煽りを受けて、左派の反米闘争の舞台になってしまった。

 翁長雄志前知事時代の「オール沖縄」、今回の県民投票ともに、「沖縄の民意と、自民党政権=米国が対立している」という構図が設定されている。自然発生的なものでないのは言うまでもない。この構図の先には、「本土と沖縄」「日本国と沖縄」の対立が含意されている。

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