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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】北朝鮮への「制裁効果」が見えた米朝会談… 韓国・文政権の「従北」と「反日」は“表裏一体”に (3/3ページ)

 トランプ政権は当分、北朝鮮と内外情勢を見極めるだろう。非核化に向けた具体的な動きがなければ、米国は制裁を続けるだけだ。むしろ強化するかもしれない。

 そこは日本も同じである。北朝鮮だけでなく、韓国を締め上げる手もある。文在寅(ムン・ジェイン)政権はこの間、「北朝鮮の代弁者」となって制裁緩和の旗を振る一方、反日姿勢を強めてきた。

 米国は韓国との合同軍事演習を中止した。もはや信頼できないからだ。日本に損害賠償を求めた、いわゆる「元徴用工」判決に文政権が傍観を続けるなら、日本は韓国に対する制裁を具体的に検討すべき局面である。

 文政権の「従北」と「反日」は「表裏一体」だ。そうであれば、日本の対韓制裁は「甘くはないぞ」という北朝鮮へのメッセージにもなるはずだ。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務める。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。最新刊に『明日の日本を予測する技術』(講談社+α新書)がある。

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