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“世界最悪の大気汚染”韓国社会「狂乱状態」に 中国に責任転嫁も反発・孤立…識者「最後は企業に責任押しつけるのでは」 (1/3ページ)

 微小粒子物質「PM2・5」による大気汚染が続き、韓国社会が「狂乱状態」となっている。世界の都市別汚染度ランキングで最近、ソウルがワースト1を記録し、文在寅(ムン・ジェイン)政権への国民の怒りが高まっているのだ。2017年の大統領選で「大気汚染の改善」を公約に掲げた文大統領だが、打つ手は失敗続きで、中国に責任を押しつけようとして猛反発を食らった。米国だけでなく、中国からも毛嫌いされつつある。

 「韓国の微小粒子物質が、中国から来たという十分な証拠があるのか分からない」「最近のソウルのPM2・5濃度は、おそらく北京より高い」

 中国外務省の陸慷報道局長は6日、記者会見でこう述べた。

 文氏が同日、PM2・5の影響を最小限に抑えるため、中国政府と協議して緊急対策を講じるよう指示したことに反発したのだ。

 国際的調査機関によると、5日夕時点の都市別汚染度ランキングで、1位がソウル、2位が隣接する仁川(インチョン)で、北京は58位だった。

 韓国では、「汚染物質の大半は中国から飛来した」と“中国悪玉説”が根強いが、この順位でみる限り、韓国の主張は無理があり、中国に理があるといえる。

 そもそも、文政権は大気汚染問題で成果を出せていない。

 例えば、文氏は6日に出した指示で、汚染物質を洗い流す人工降雨の中韓共同実施を推し進めるように命じた。ただ、韓国政府傘下の研究機関は今年1月、人工降雨の初実験を行ったが、降雨は確認できなかった。

 文政権の対応に、韓国メディアは厳しい目を向けている。

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