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【山口那津男 本音でズバッと】震災復興へきめ細かい「心のケア」も課題 (1/3ページ)

 東日本大震災の発生から8年を迎えた11日、私は都内で行われた追悼式に参列した。改めて、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、いまなお避難生活を余儀なくされている方々を含め、すべての被災者にお見舞いを申し上げます。

 これに先立ち、9日に福島県、10日に岩手県と相次いで被災地を訪れ、復興の象徴を視察した。

 最初に訪れたのは、福島県楢葉町にある「Jヴィレッジ」だ。日本初のサッカーのナショナル・トレーニングセンターは震災後、東京電力福島第1原発の事故収束作業の拠点として、作業員の駐車場やプレハブ宿舎などで埋めつくされた。私もここで、防護服に着替えて発電所を視察したことがある。

 それが見事に、緑鮮やかな芝生のサッカーコートと、日本初の全天候型屋内練習場に蘇った。常磐線の駅も新設され、やがて東京五輪を目指す選手たちで賑わうだろう。

 松本幸栄町長は「まだまだとはいえ、おかげさまで52・6%の元町民が戻ってきた」と報告した。

 これからは、新しい仕事をつくり、雇用を生み出すことも大切だ。沿岸部は「イノベーション・コースト」構想の下、新エネルギーやロボット開発に力が入る。いわき市では、水素ステーションで燃料電池車が水素ガスを充填(じゅうてん)し、走り出す実用化が始まった。

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