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金正恩氏と米国の「ディール」を吹き飛ばす「性的虐待」の生々しい告発 (1/3ページ)

 トランプ米大統領は先月行われたハノイでの2度目の米朝首脳会談で、弾道ミサイルと生物化学兵器の全廃を北朝鮮に要求したという。

 これを北朝鮮が受け入れられない理由については、すでに本欄で述べた。東アジア最弱とも言える北朝鮮軍が、核兵器に続いて弾道ミサイルや生物化学兵器まで全廃したら、それこそ「武装解除」と言うに等しいからだ。

 (参考記事:金正恩氏の「ポンコツ軍隊」は世界で3番目に弱い

 だが、問題はこれだけではない。ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は3日、上述の生物化学兵器などの件について明かしたFOXニュースの報道番組で、次のようにも語った。

 「大統領は弾道ミサイルと生物化学武器を含む完全な非核化と(その対価としての)経済開発の展望を含むビッグディールを逆に提案した」

 この提案は、一見すると北朝鮮にも合理的な取引のようにも思える。だが、金正恩党委員長はこの提案に絶対に乗らないだろう。実は、北朝鮮は過去にも、米国からこれと似たような誘いを受けたことがある。2009年7月、オバマ前政権のクリントン国務長官(当時)が、次のように呼びかけたのだ。

 「完全かつ後戻りできない非核化に同意すれば、米国と関係国は北朝鮮に対してインセンティブ・パッケージを与えるつもりだ。これには(米朝)国交正常化が含まれるだろう」

デイリーNKジャパン

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