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米朝“緊張関係”再び…先制攻撃も!? トランプ政権内で強硬派台頭 “死神”ボルトン氏「大統領は失敗を繰り返さない」 (2/3ページ)

 トランプ氏は先月28日、ベトナムでの米朝首脳会談から帰国途中、アラスカ州のエルメンドルフ・リチャードソン統合基地に立ち寄り、米空軍の最新鋭ステルス戦闘機「F22ラプター」の前で、次のように語ったのだ。

 「米国の自由を力強く響かせるF22とともに、格納庫の前に立っている。それは、とても素晴らしいことだ」

 F22は現在、「世界最強」と言われる戦闘機だ。レーダーに映らないステルス性に加え、高い機動性を持ち合わせ、超音速巡航も可能で、空対空戦闘では「ほぼ無敵」とされる。北朝鮮のレーダー網をかいくぐって侵入し、北朝鮮指導部への「斬首作戦」を成功させる戦略兵器といえる。

 正恩氏との会談決裂後、トランプ氏があえてF22の前で演説したのは、米軍の軍事力を見せつける狙いがあったといえそうだ。

 北朝鮮を意識したような米軍の行動は続いた。

 「死の鳥」という異名を持つ戦略爆撃機「B52ストラトフォートレス」が5日、日本海周辺で、航空自衛隊との共同訓練を行ったと報じられたのだ。B52は全長約49メートル、全幅約56メートルと巨大で、核兵器や巡航ミサイルなど多様な兵器を大量に搭載できる。

 米国防総省は2日、毎年春に行われてきた米韓両軍による大規模合同軍事演習の終了を発表した。即応能力低下が懸念されている。トランプ氏のアラスカ演説やB52の飛行訓練とは、やや矛盾するようにも見えるが、米国の真意は何なのか。

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