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米朝“緊張関係”再び…先制攻撃も!? トランプ政権内で強硬派台頭 “死神”ボルトン氏「大統領は失敗を繰り返さない」 (3/3ページ)

 拓殖大学海外事情研究所所長の川上高司教授は「米中新冷戦の影響もあって、トランプ政権内で強硬派が台頭している。米国は、米韓合同軍事演習を打ち切ったことで、フリーハンドを得た。北朝鮮が交渉の仕切り直しを狙ってミサイル発射を行い、米国との応酬が始まることは十分考えられる。米軍が次元の違う演習・作戦に着手する可能性もある」と語る。

 つまり、米韓合同軍事演習の終了で、「従北・離米」の文在寅(ムン・ジェイン)政権に左右されない軍事的選択肢を確保したとの読みだ。韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射も、「韓国は同盟国として信用できない」という判断材料になったのではないか。

 前出のCSISが衛星画像を分析したところ、北朝鮮・東倉里のミサイル発射場付近には退避施設が新たに設けられたという。燃焼試験や、ミサイル発射が行われる可能性もありそうだ。

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「米朝首脳会談が2回行われたのは、北朝鮮が『核・ミサイル』の実験・発射をしなかったからだ。それを破れば前提は崩れる。もし、北朝鮮が新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)『火星15』を発射すれば、ミサイル発射を繰り返した2017年以上の緊張状態が一瞬で生まれる」と話している。

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