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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】「国歌斉唱」アナウンサーは完全無視、視聴者も気づかず…「日本は非常識すぎる!」 (2/2ページ)

 国歌斉唱を、アナウンサーが完全に無視することが、日本の常識だと仮定しよう。だが、東京マラソンはトップランナーを世界中から招待する国際イベントの1つである。

 そんな日本の常識を世界中に知られたら、日本は恥をかき、信用も傷付く。国家のシンボルである国歌や国旗を尊重できない国民や民族は、「野蛮」と判断されるからだ。

 ただ、日本のテレビ局が国歌斉唱シーンを中継しない理由も想像できる。

 戦後、日本人の愛国心を奪おうと考えたGHQ(連合国軍総司令部)は、日本の「左翼ノイジー・マイノリティー(声高な少数派)」と手を組んで、教育界とメディアを操った。左翼は「君が代は軍国主義を連想させる」「君が代を押し付けるな」という主張が十八番だ。

 某局は、このクレームを避けたかったのではないか。

 今回の出来事は、米国では想定し難い。だが、もしあれば、「国歌斉唱中にアナウンサーがしゃべるのは非常識すぎる」と、普段はサイレント・マジョリティー(静かな大衆)である米国民からクレームが殺到し、テレビ局は関係者の処分と謝罪会見を迫られただろう。

 ネット上の反応を見たが、日本人は今回の非常識さにまったく気付かなかったようだ。それが最大級の問題だと感じた。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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