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【喫煙を考える】東京五輪で懸念…周辺地域の“喫煙マナー” 「競技会場の敷地内を完全禁煙」 (1/2ページ)

★東京五輪喫煙所対策(上)

 東京2020組織委員会は2月末、東京オリンピック・パラリンピック大会期間中の禁煙方針を「観客および大会スタッフは、加熱式たばこも含め競技会場の敷地内を完全禁煙とする」と発表した。

 ただし、選手村など観客不在のサイトは「原則禁煙」とし、動線から離れた場所への喫煙スペースの設置を認めた。

 国内では、20年4月1日に国の改正健康増進法と東京都受動喫煙防止条例が全面施行されるが、「専用喫煙室での加熱式たばこは飲食しながらの使用を認める」など、ここまで厳しいものではない。

 現在IOC(国際オリンピック委員会)は「全ての大会関係者の健康と安全を守るため、スモークフリー環境とする、ノースモーキングポリシー(禁煙方針)は公衆衛生のレガシーの観点からも重要である」という方針を示しているため、東京大会はそれに倣った。

 過去の五輪を振り返ると、夏季五輪の12年ロンドン大会や16年リオ大会は競技会場の屋内を禁煙としたが、屋外は指定の喫煙所が設けられた。

 直近では冬季五輪の2018年平昌大会が、IOCの方針に沿って会場敷地内は屋内外を問わず全面禁煙にした。

 その結果、平昌では会場周辺の喫煙所以外の場所でたばこを吸う人が後を絶たず、路上喫煙が蔓延(まんえん)。吸い殻のポイ捨ても多数見られた。大会終了後、組織委員会がこの状況を重大な反省点の1つに挙げたほどだ。

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