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【日本の元気 山根一眞】命名委員長が回顧…8月終了、スパコン「京」の偉業 (1/2ページ)

 神戸市と、人工島のポートアイランドを結ぶ新交通システム、ポートライナー。その三宮駅から19分で着くのが「京(けい)コンピュータ前駅」だが、この駅名を改称しなければならなくなるかもしれない。スーパーコンピューター「京」(理化学研究所計算科学研究センター)が8月16日に供用停止、その後シャットダウンし撤去されるからだ。

  シャットダウンを半年後に控えた「京」を訪ねた筆者(山根事務所撮影)   シャットダウンを半年後に控えた「京」を訪ねた筆者(山根事務所撮影)

 総開発費1111億円を投じた「京」のデビューは2012年9月なので7年目の使命終了だが、私は、「京」という愛称の命名委員長をつとめただけに、ちょっと寂しい思いだった。

 昨年11月22日、総合科学技術・イノベーション会議(内閣府)でポスト「京」の製造開始にGOが出た。そのポスト「京」、最短で21年の供用開始を目指している。工程を逆算すると今年の秋には現在の「京」撤去を完了しないと間に合わないため、8月のシャットダウンが決まったのである。

 「京」を動かしながら別の場所にポスト「京」を建設することはできなかったのかと思うが、建物のほか、一部改修するものの冷却設備や電源などのユーティリティーを引き続き利用するため、同じ場所に新設するのだ。理化学研究所計算科学研究推進室の辛木哲夫さんが言うように、このエリアにはスパコンの専門家が集中しているという人的立地条件もある。

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