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北朝鮮“遅すぎる反応”の謎 在スペイン大使館襲撃を「テロ」と非難も…

 2月にスペインの首都マドリードで起きた北朝鮮大使館襲撃事件について、北朝鮮がやっと反応した。朝鮮中央通信が3月31日、「テロ」と非難する外務省報道官の話を伝えたのだ。事件には、金正恩(キム・ジョンウン)体制打倒を訴える脱北者団体「自由朝鮮」や、FBI(米連邦捜査局)の関与が浮上しているが、北朝鮮当局の遅すぎる反応が「謎」を深めている。

 「2月22日、武装怪漢らがスペイン駐在朝鮮大使館を襲撃して大使館員を繋縛、殴打、拷問し、通信機器を強奪する重大なテロ行為が発生した」

 朝鮮中央通信によると、報道官はこう話したという。さらに、FBIなどの関与説に言及したうえで、「テロリストとその黒幕を国際法に合致するように公正に処理することを願う」と述べた。

 正恩氏の異母兄で、2017年に暗殺された金正男(キム・ジョンナム)氏の息子、金ハンソル氏を支援した自由朝鮮は3月26日、事件への関与を表明した。武器の使用は否定し、入手した情報をFBIと共有したと明らかにしている。

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