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【突破する日本】元号は日本が「世界に誇るべき文化」 現在は日本でのみ使用 朝日は社説で“ケチ”か (2/2ページ)

 「明治の精神」「大正デモクラシー」「昭和歌謡」など、元号が時代精神を表すことは多い。キリスト教に由来する西暦だけで時代を区分するのは平板で無機質に過ぎる。わが国独自となった元号を文化国家しての心の豊かさや余裕で迎えたい。

 政府は慎重に元号を検討した。1人の天皇の時代に、複数の元号が定められたこともある。幕末の孝明天皇の時代には「嘉永」「安政」など6つの元号が存在する。明治以降は「一世一元」制となり、1人の天皇の時代に1つの元号となった。元号は天皇崩御後の諡(おくりな)ともなった。今回の元号も新天皇の諡となる。

 元号はかつて、「文章博士(もんじょうはかせ)」が考案した。漢籍に通じた官職で、菅原、大江両家が担った。

 今回は「現代の文章博士」とも言うべき日本学士院会員の学者数人が、日本に現存する最古の和歌集『万葉集』から考案したという。

 ■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院政治学研究科博士後期課程退学。専攻は憲法学、思想史。第2回正論新風賞受賞。高崎経済大学教授などを経て現在、麗澤大学教授。教育再生実行会議委員、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長など。法制審議会民法(相続関係)部会委員も務めた。著書に『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング)、『公教育再生』(PHP研究所)など多数。

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