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「令和」書いたのは書家・茂住修身氏 「平成」書いた先輩からバトンタッチ

 菅義偉官房長官は1日の記者会見で、新元号「令和」と書いた堂々たる墨書を掲げた。これを書いたのは、内閣府人事課の辞令専門職、茂住修身(もずみ・おさみ)氏(63)であることが分かった。

 茂住氏は大東文化大卒。「茂住菁邨(もずみ・せいそん)」の号を持つ書家で、内閣府で辞令専門官として勤務し、定年後に再雇用された。

 1989年に昭和に代わる新元号「平成」に決まった際は、総理府(現・内閣府)で辞令専門職だった河東(かとう)純一氏が「平成」の2文字を書いた。河東氏は、茂住氏の大学の先輩にあたり、上司でもあった。「平成」から「令和」へ、書家2人のバトンがつながれた。

 書道関係者によると、河東、茂住両氏は、文化勲章を受章した書家の故青山杉雨(さんう)氏を師と仰いだ。中国の古典の文字で、「とめ・はね・はらい」のうち、「とめ」を強調する筆法だ。

 「令」の最終画や、「和」の第3画は、羽根のように「とめ」て、力強さを表現した。また、「令」の第一画の筆の入りの鋭さも独特という。

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